2025.2.13
国立国際美術館×大阪中之島美術館「コレクションをめぐるナイトミュージアム ツアー&トーク」が開催されました!
解説を聞きながらたっぷりアート体験
大阪中之島美術館

11月23日(土・祝)に、大阪中之島美術館と国立国際美術館で、それぞれ開催中の特別展を各館の担当学芸員の解説を聞きながら鑑賞するギャラリーツアー『コレクションをめぐるナイトミュージアム ツアー&トーク』が行われました。
このプログラムは、2024年11月に「クリエイティブアイランド中之島」が開催したエクスチェンジプログラムの第2弾。「クリエイティブアイランド中之島」は、大阪・中之島周辺に位置する、文化施設などを中心とした13機関による国内最大規模の創造ネットワーク組織で、大阪中之島美術館も参加しています。
ふたつの美術館を巡って、アートを堪能
当日は、開館3周年記念特別展「TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション」(※展覧会期終了)の終盤にさしかかり多くの方々で賑わっていた大阪中之島美術館からギャラリーツアーがスタート。
大阪中之島美術館 主任学芸員の高柳有紀子さんが、大阪博でも紹介されている大阪の宝『佐伯祐三《郵便配達夫》』をはじめ、マグリットや倉俣史朗など複数作品を選りすぐり、見どころなどを語りました。
その後、国立国際美術館をめぐり、高柳さんと国立国際美術館 研究員の安來正博さん、ウェブ版「美術手帖」編集長の橋爪勇介さんの3名による最後のトークではアートイベントならではの普段は聞くことのできない裏話も飛び出し、参加されたお客様も終始興味深く聞き入っておられました。
ギャラリーツアーだからこその新しい発見があり、作品への理解が深まる特別な時間を過ごすことができました。作品との出会いあり、学芸員・研究員の方達との触れ合いあり、美術館の色々な顔も知ることができた盛りだくさんの4時間。参加された方々もいつもとはひと味違うアートに浸る時間に大満足の様子でした。
大阪中之島美術館では、2025年3月20日から『大カプコン展 ―世界を魅了するゲームクリエイション』を開催予定です。大阪が世界から注目を集める時期に、大阪で育まれたゲームという新しい文化を新しい視点で発信していきたいと高柳さんが語りました。また同時期には『生誕150年記念 上村松園』も開催予定です。大阪が盛り上がる時期だからこそ、新たなテーマで盛り上がる大阪中之島美術館に、ぜひ足を運んでください。
- (右)橋爪勇介 さん
- (左)安來正博 さん (右)高柳有紀子 さん
(写真)撮影/仲川あい 提供/クリエイティブアイランド中之島実行委員会
イベントの概要
開催日時:2024年11月23日(土・祝)16:00~20:00 ※イベントは終了いたしました。
会場:大阪中之島美術館、国立国際美術館
登壇者:安來正博(国立国際美術館 研究員)、高柳有紀子(大阪中之島美術館 主任学芸員)
トーク聞き手:橋爪勇介(ウェブ版「美術手帖」編集長)
主催:クリエイティブアイランド中之島実行委員会、独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁、大阪中之島美術館、国立国際美術館
共催:中之島パビリオンフェスティバル2025
※本事業は令和6年度日本博2.0事業(委託型)として実施しました。