COLUMNS
2024.1.10
IT’S MY 万博! その1「大阪歴史博物館・館長編」
あのときめきを、いま。
大阪歴史博物館
万博を、大阪を歴史にふれるきっかけに!
<1970年の大阪万博を振り返りつつ、2025年大阪・関西万博に向けて~大阪歴史博物館館長より>
岩手に暮らしていた私にとって万博は遠い存在でしたが、父が出張で立ち寄ったようで、パビリオンのパンフレットなどが膨大な写真とともにアルバムに整理されていて子どもながら、父が強烈な印象を受けた様子を感じたものでした。
1970年の万博終了後、松下館で展示されていたタイム・カプセルが大阪市に寄贈され、当館の前身・大阪市立博物館で常設展示をしていました。
タイム・カプセルは二つあり、1号機は5000年後、2号機の次回は2100年に開封予定ですが、少なくとも私は、開封を目撃することはできませんね。
2025年の大阪・関西万博は、多くの方に大阪の歴史に関心を抱いていただく機会と考えています。大阪といえば大阪城ですが、重要な歴史的存在として難波宮があります。
当館も難波宮の遺跡内にありますが、すぐ東側の難波宮跡北部地域は歴史公園として整備中で、完成は2025年3月の予定。
ぜひ当館一帯を訪れて、日本最古の本格的都城であり大化改新の舞台となった難波宮という歴史拠点に触れていただきたいです。
大阪歴史博物館 大澤研一 館長