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2025.2.13

大阪市立東洋陶磁美術館で中国文化とお茶を楽しむナイトミュージアムが開催されました

ガラス張りのロビーで行われたスペシャルな夜の茶会をご紹介!

大阪市立東洋陶磁美術館

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11月21日(木)に、大阪市立東洋陶磁美術館とクリエイティブユニット graf とのコラボレーションイベント『中国文化とお茶を楽しむナイトミュージアム』が開催されました。
このプログラムは、2024年11月に「クリエイティブアイランド中之島」が開催したエクスチェンジプログラムの第1弾。「クリエイティブアイランド中之島」は、大阪・中之島周辺に位置する文化施設などを中心とした13機関による国内最大規模の創造ネットワーク組織で、大阪市立東洋陶磁美術館も参加しています。現在開催中の大阪市・上海市友好都市提携50周年記念 特別展『中国陶磁・至宝の競艶―上海博物館×大阪市立東洋陶磁美術館』にちなんで企画され、特別な中国茶を味わいながら中国文化について語り合うスペシャルな夜の時間を堪能できるイベントとなりました。

 

お茶と器を楽しむ一夜

普段は開放されていない夜の東洋陶磁美術館で一夜限りの茶会が行われるとあり、チケットは販売されるなり即完売。
当日は中央公会堂や中之島のビル群など、まるで香港の夜景のような光景が広がるガラス張りのエントランスにクリエイティブユニットgrafのファニチャーが設えられ、中国茶會無茶空茶主宰で大阪在住の黄安希(ホァン・アキ)さん、TE tea and eating主宰の川西まりさんが提供するお茶と点心を楽しみながら特別なひとときを味わうことができました。
特別展のキュレーションを担当する東洋陶磁美術館の学芸員小林仁さんとホァンさんのトークショーは、お茶と焼き物に関する話題を中心に展開。お茶を楽しむ時間はゆっくりと過ぎ、心が落ち着くと意気投合していました。

開催中の『中国陶磁・至宝の競艶―上海博物館×大阪市立東洋陶磁美術館』については、「上海博物館からお借りした50点のうち、10点は日本でいう国宝級。また海外初公開作品19点を含む日本初公開作品は22点。これだけ充実した展示会は初めて」と、小林さんが特別展の見どころを解説しました。来場者から焼き物に関する深い質問が飛び交い、大盛り上がり。大好評で幕を閉じました。

最後に東洋陶磁美術館の守屋雅史館長は「美術館は成長していくもの。これからも少しずつ改良を重ね、今回の『中国文化とお茶を楽しむナイトミュージアム』のようなイベントを開催しながら盛り上げていきたい」と語りました。

特別展『中国陶磁・至宝の競艶―上海博物館×大阪市立東洋陶磁美術館』は令和7年3月30日(日)まで開催予定です。
この機会に、初公開となる中国陶磁の名品の数々を新しい東洋陶磁美術館の空間とともにぜひご覧ください。

(写真)撮影/仲川あい 提供/クリエイティブアイランド中之島実行委員会

 

イベントの概要

開催日時:2024年11月21日(木)18:00~19:30 ※イベントは終了いたしました。
会場:大阪市立東洋陶磁美術館
登壇者:黄安希(中国茶會無茶空茶  主宰)、小林仁(大阪市立東洋陶磁美術館  学芸課長代理)
茶事:黄安希(中国茶會無茶空茶  主宰)、川西まり(TE tea and eating  主宰)

主催:クリエイティブアイランド中之島実行委員会、独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁、大阪市立東洋陶磁美術館、graf
共催:中之島パビリオンフェスティバル2025
協力:アートエリアB1
※本事業は令和6年度日本博2.0事業(委託型)として実施しました。

大阪市・上海市友好都市提携50周年記念 特別展  『中国陶磁・至宝の競艶―上海博物館×大阪市立東洋陶磁美術館』の詳細はこちら(大阪市立東洋陶磁美術館HP)

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