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2024.1.10

IT’S MY 万博! その3「大阪市立美術館・館長編」

あのときめきを、いま。

大阪市立美術館

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日本が誇る名品を備えて万博を盛り上げます!

<1970年の大阪万博を振り返りつつ、2025年大阪・関西万博に向けて~大阪市立美術館館長より>
当時、小学4年生だった私は夏休みの最後に、家族で万博に行ったことを覚えています。
当時住んでいた埼玉から奈良のお寺を巡って大阪に入り、日帰りするという強行軍。
著名な館はイギリス館ぐらいしか入れませんでしたが、ゾウの行進やライトアップされたスイス館がとてもきれいだったことを覚えています。
お寺巡りも含めたこの1日の経験が私の関西愛になり、仏教美術史を志すきっかけになりました。

そして今、新たな万博を大阪で、館長として迎えられることに深い感銘を覚えます。
 1970年の大阪万博では会場に美術館が建設され、世界の美術品を集めた夢のような展覧会が開催されました。2025年は、当館もリニューアルオープンを記念した特別展を開催します。
縄文時代から江戸時代に至る、日本が誇る名品を展示予定。文化財とSDGsの関係をテーマに掲げ、文化財が現存するのは偶然ではなく、人々が戦乱や災害などから守ってきたことを伝えたいと思います。日本が生み、守り伝えた文化をぜひ鑑賞してください。

大阪市立美術館  内藤 栄 館長

広報誌「大阪ミュージアムズ」第27号より https://ocm.osaka/pr/16971/