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2024.1.10
IT’S MY 万博! その2「大阪市立自然史博物館・館長編」
あのときめきを、いま。
大阪市立自然史博物館
万博のサテライト会場と考え、足を伸ばしてください!
<1970年の大阪万博を振り返りつつ、2025年大阪・関西万博に向けて~大阪市立自然史博物館館長より>
和歌山育ちの私は、万博と同時に開発された「千里ニュータウン」に親戚が住んでいたこともあり、何日か会場に足を運んでいくつかのパビリオンを見学しました。
そんなおぼろげな記憶の中でも鮮明に焼きついているのは、ある夜に太陽の塔が“片目だけ”光っていた姿です。
一瞬の光景が何よりも心に残っているのは、不思議なものですね。
大阪市立自然史博物館は、当時は小さな博物館で万博との深い関わりはありませんでしたが、閉会後にチリ館から岩石・鉱物6点、ソ連館から木材標本15点、ブリティッシュ・コロンビア州館からヘラジカ3頭のうち1頭のはく製標本を譲り受けました。
ちなみに他の2頭は行き先不明、角のあるオスは百貨店に売却されたという噂も…(笑)。
2025年の万博では、広くアンテナを張って来阪される皆さまが当館をサテライト会場的に捉えて、特別展などに来ていただけるとありがたいです。