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2024.3.18

BACK IN THE 1970s~「1970年代の外来生物」(大阪市立自然史博物館)

高度経済成長の時代に、物流とともに海外の生き物が日本に侵入

大阪市立自然史博物館

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南洋材に乗って大阪にやってきたトカゲたち。

1970年代は高度成長の時代。海外との交易が活発化し物流がさかんになったと同時に、さまざまな生き物が日本に入り込むようになりました。特に、大阪港や神戸港には世界各地から木材や穀物、綿や羊毛などの物資が船で運ばれ、その積み荷に紛れ込んだ植物のタネや昆虫などが日本に上陸。検疫で発見されるものもありましたが、それでも侵入を防げず、そのまま日本に定着した生物も少なくありません。

このような生き物を「外来生物」と言いますが、当時は海外から侵入した生き物が、日本の生態系に影響を与えるという視点はほとんどありませんでした。外来生物の影響が注目されるようになったのは1990年代後半。2005年には「外来生物法」が施行され、飼育や放流、輸送などがより厳しく規制されるようになりましたが、外来生物はいまだ増え続け解決すべき課題となっています。

★1階第1展示室「港で見つかる外来生物」で展示中

  ミズオオトカゲ                       チャグロサソリ        カミキリムシ・キクイムシ等

広報誌『大阪ミュージアムズ』第28号より

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